アイドルと夢をみる~中島健人くん卒業おめでとう~

2024年1月8日。なまった生活リズムを取り戻すべく早めの夕飯作りに励んでいた私は急転直下。作り終えた肉じゃがが冷めるのもどうでもよくなるくらいの出来事だった。

 

中島健人がSexyZoneから卒業する。

 

ストライプのジャケットだ、以外の情報が入ってこなくて動画を見終えて真っ暗な画面に浮かぶ明朝体の「絶望」の二文字。健人くんが喋ってるのはわかる。わかるんだけど何言ってるのか頭に入ってこなくて、発表のコメントもKTTもちっとも読めなくて字が滑るってこういうことなんだ。脳がキャパオーバーだから無意識に読まないようにしてるのかと思った。そんな状態で友達に電話して泣きながらグータンヌーボを見た。地元はグータンが映らないのに実況しながら(いい迷惑すぎる)なんで?を連発していた。明日から仕事なのによく聞いてくれた。さすが信頼と筋肉の男を推す女だよ。

 

 

アイドルがすきだと言うとアイドルに夢をみていると言われることが多い。本気で付き合えるとか思ってんの?みたいに冗談半分でからかわれることもある。生身の人間でしかもアイドルという特殊でまばゆい存在を追いかけているのだからまあわかる。ほっとけよって思うけど。だけど私にとってアイドルは一緒に夢をみる存在だ。

 

私は12/27の東京ドームで、SexyZoneはまだまだここからなんだ、改名を追い風にして4人でもっとワクワクするような未来をつくっていくのだと思ってしまっていた。だからその夢が叶わないことがどうしたってつらい。みたいと思っていた未来は、もうあのときには存在しないと決定づけられていた。その事実が悲しかった。

 

私はSexyZoneにグループとしての成功という夢を重ねていた。この国で彼らの考え方や価値観がスタンダードになる時代をつくりたかった。そのためにはグループで売れること、つまり国民的になることが必要不可欠で、そのための起爆剤をずっと探していたように思う。だから同じ方向を向いていると思っていたのが私だけで、誰より同じ夢を追いかけるのだと思っていた健人くんの決断をまっすぐに受け止められなかった。

 

今日までに何度も健人くんのSexyZoneへの愛と矜持を疑ってしまう自分がいた。そんなはず絶対にないのにね。そう思ってしまった自分が心底嫌で自己嫌悪で眠れない日もあった。どうしたって4月にはグループを離れてしまうのだから、どんなに言葉を尽くしてくれても結局SexyZoneは選ばれなかったのだという悪魔のささやきが頭をよぎる。

 

 

「ここで、誤解のないように言っておきたいんだけど。オレね、本当にSexyZoneのことが大好きなんだよ。うまくいかない時期も、楽しい時期も、悔しいことも、うれしいことも一緒に全部経験して、喜怒哀楽全ての感情を揺らしまくった。メンバーと共に過ごした12年間は確実にオレにとってはかけがえのない青春だったし。”120%の力で愛した”と胸を張れるくらい、本気でオレはSexyZoneに恋をした……。だからこその決断でもあるんだよね。

 

(中略)なんだろう、12年間を共に過ごしてきた絆があるからこそ、お互いに嘘をついてまで一緒にいるのは違うと思ったし。最高のグループだからこそ、メンバーに幸せになってほしいからこそ、オレは自分から、愛するものを手放すことを決めたんです。」

 

「(中略)ここでちゃんと伝えておきたいのが、これからも中島健人の肩書は”アイドル”であるということです。今も『あなたにとってアイドルとは?』と聞かれたら、『共同体』と答えると思う。夢は自分だけのものではないし、応援してくれるみんなと一緒に追うのが夢だと思っているから。だからこそ、ずっと応援してくれたファンのみんなには伝えたいんです。『オレはどこにも行ってないし、どこにも行かない、ずっと一緒だよ』って」

MORE Spring2024 No.555 SexyZone新連載 君がいる季節に… vol.1 中島健人と、春と より

 

 

だけどMOREの連載を読んで、ああこの人はいちばん情熱的にSexyZoneというグループを愛してきたし、今だって愛しているのだと思い知らされた。そしてどこまでも自分の夢に正直で、夢のために走り出せるひとだったと打ちのめされた。

 

私にないものを持っているからあなたのことを知りたかった。

どうしたらこんな風に生きられるのかわかりたくて追いかけた。

 

最初はSexyZoneのことをすきになった。5人そろったグループのかたちが何より美しかった。コンサートの映像をみてこの空間を体験したいと思った。世界でいちばんのきらめきがここにあるのだと思った。たったひとりの特別を決められないくらい5人ともだいすきなグループだ。だけどどうしたってピアノを弾く健人くんの姿が目に焼き付いて離れないから、名乗るならこの人にしようと決めた。

 

その日から今日まで私はSexyZoneの中島健人のファンだ。

 

願うことなら私よりもあなたのことを大切に思ってくれるメンバーと一緒にいてほしかった。でもそれはあなた自身が許してくれないだろうな。グループは自分とは違う人間が集まって、意見を出し合って、何かを決めて進んでいくものだ。いつだって真摯に向き合ってきたあなたが、ほんとうにやり遂げたいと思えることをしないままでここにはいられない。私は80点の折衷案でもいいじゃんと思ってしまうけど、120%で向き合えないならふさわしくないと思うんだろう。たとえそう思えてもそうそう手放せるものじゃないと思うけど、あなたにはあなたと同じくらいグループを愛しているメンバーがいた。SexyZoneにとってグループを愛することはそこに属するメンバーの人生を大切にするってことで、あなたの思いを受け止めてその決断に背中を押す、なんてことをやってしまうんだもんな。ほんとうに気高くて美しくてこんなのSexyZoneじゃなかったらできない芸当だよ。だからすきになったんだよ。

 

私はワクワクと同じくらいの悲しみを胸に抱えてあなたと彼らを見続けるんだろう。ここにいてくれたらどんなによかったかなんて心のうちだけでは思ってしまうかもしれない。それくらい一緒にみたい景色がたくさんあった。

 

今日までの3か月いろんなことを考えたしいろんな思いが私の中に生まれた。だけど最終的にたどり着くのはやっぱりSexyZoneがだいすきだということで、SexyZoneの決断を信じたいということだった。いつだってベストな形を探して生きている彼らの決断を今、背中を押せるのは今の私だけだから。いつだって花束と愛を届けていきたい。

 

泣いても笑っても20時に始まる配信ライブが最後のSexyZoneだ。この日が来るのが嫌だと思いながら過ごしてきた。だけどいちばんすきなグループ仕事はコンサートだからいちばんの楽しみでもあった。矛盾しているね。寂しいけれど世界でいちばんすきなグループの、そしていちばんすきなひとの卒業を見送れることは幸せだよ。

 

ありがとうSexyZoneの5人。ずっとずっとだいすきです。

5人を繋いでくれていたこの愛しいSexyZoneという名前から今日で卒業です。

そして中島健人くん、卒業おめでとう。

 

私はSexyLoversを卒業します。でもこれからも5人と夢をみるのでしょう。

間違いなく最高の時代を創ろうね。

 

 

もしいつかの未来で同窓会があるのなら、こっそり5人でやるのもいいと思うけど、SexyLoversも呼んでくれるとうれしいな。

愛とときめきを重ねた日々を閉じ込めて~ChapterⅡin DOME感想

ああこれはSexy Zone卒業コンサートなのだと放心気味の頭で思ってから1ヶ月が経つ。卒業コンサートは主役になるアイドルが世界でいちばん輝いて美しくなる場所だ。それはどうしようもなくさびしくてびっくりするくらい楽しくてめいっぱいのありがとうを伝えたくなる時間でもある。

だからPayPayドームの初日、新幹線で5時間腰バキバキにいわしながら入ったコンサートでSZメドレーが始まった時この人たちは駆け抜けてきた12年間をひとつひとつ確かめて宝物のようにそっとしまおうとしているのだと思えた。Forever Goldに閉じ込められたメドレーの選曲はどれもコンサートが浮かんでくるもので。疲れてどうしようもない時に見返したコンサートに心救われたこと、一緒に入った友だちと目を合わせて喜んだあの瞬間の煌めきを思い出させてくれた。愛とときめきを重ねてSexy Zoneと過ごしてきた私のオタク生活6年間を一緒に素敵な箱に仕舞ってゆくのがさびしくて、でもその丁寧な愛が私のすきになったSexy Zoneなんだよな。みんながそれぞれの記憶と思い出に包まれる時間だったんじゃないだろうか。

 

 

ありがたいことに福岡、大阪、東京を1公演ずつ参加してスタンド、天井、アリーナからコンサートを見ることができた。見るたびに発見があって上から下まで楽しかったな。

福岡スタンドはSZメドレーのインパクトが1番大きかった。まさかのゼンゼンカンケイナイと恋がはじまるよーー!!!のセトリ入り、初めてじゃないのかと思ったら初めてだったワィワィハワイ。去年から進化した狂気のメドレーは必死に次くる歌とコールを考えながら目バキバキでモニターとセクシーを見比べた初日が1番楽しかったしアドレナリンがドバドバ出てた。

大阪は天井から。本音と建前の後のセクシーレッドカーペットゾーンの圧倒的な存在感がすごく良かった。厳かで確かな4人の足取りだけをじっと見つめるあの時間にSexyZoneの強さがあった。(これは毎回だけど)圧巻の照明演出を1番満喫できたのがこの日で。息を呑むような美しさ、目に閉じこめておきたい景色がいくつもあった。挨拶と(曲)であんなに色と動きを揃えてくるセクラバのことだいすきだよ。

東京、オーラス。私はこの日5人揃ったSexyZoneを初めて見た。当たり前に「今日はマリウスが来てます!」と紹介されてピンスポが当たる先に両手をほっぺたに当ててニコニコしているマリウス。かわいい〜!緑のキャップを被ったマリウスの\We are/ に合わせて\SexyZone!!!!!/ と叫べてほんとうに嬉しかった。人生はタイミングとよく言うけれど、PAGES全滅の私は一生、生マリウスを拝めないんだろうと思っていた。ありがとう東京ドームに来てくれて。同学年のあなたがアイドルと並行して大学生活を頑張っているのにいつも元気をもらって私も頑張ったよ。これからも自分らしくがんばろうね。

大阪で若干風邪をひいていて100パーセントで叫べなかった私はオーラスに向け職場でひたすら温かいお茶を飲み、のど飴を常備し、毎日喉うがいを続けて全快した。全力のすきすぎてコールはやっぱり楽しかったし周りも仕上がってたな。アリーナで登場した時から「天才だ…天才がいる…」と絶賛してきた正方形せり上がりセンステ(正式名称教えてください)がドームでも本領発揮。一辺にいるのは1人でも4人で踊っているように見せ、歌唱パートはきっちり映る。モニターもあるのにセンステもガン見しないといけなくて忙しかった。アリーナに入ってHawaiiが天井でワイワイしていることを知ったし、落下物で視界がなくなるMステ状態を楽しめたし、トロッコや花道を移動するセクシーたちを拝むことができた。風磨くんはきめ細やかなモチモチお肌だったし勝利くんは小さくて掴めそうだった。聡ちゃんが隣の隣のお兄さんの片手ハートに答えていてすごかった。さすが聡ちゃん、ファンサうちわだけじゃねーんだなと震えた。健人くんは確かにそこにいた。まわりに同担もいっぱいいたけど静かに私をみて軽やかに去っていった。気高く美しいひと。どうか健やかにやりたいことをやってほしい。

 

 

SexyZoneはコンサート終盤ひとりひとり挨拶をする。ツアーごとに話す内容を決めていたり思うままに話してくれたりいろいろだけれど、今回はそれぞれが伝えたいことと伝えるべきことを考えてきてくれたのだろうと思う。そしてグループとしても、だ。

まぎれもなく一番先頭で「Sexy」を使い、広めてきた健人くん。セクゾごとではあまり涙を見せないあなたが12年間の歩みを確かめるようにこの名前がすきだったと言ってくれた。名前を与えられたあの瞬間隣にいて、今もここ東京ドームにいる4人の名前を呼んでこの人は私が思うよりずっとSexyZoneがすきなんだよなと感じた。あなたの覚悟と矜持がグループを守ってきたのだろう。勝利くんはSexyZoneがホールツアーからはじまってアリーナそしてドームにたどり着くことができたことへの感謝とこの場所に戻ってきてくれることを宣言してくれて、聡ちゃんは挨拶のたびに「SexyZoneの松島聡です!」と言ってくれて嬉しかったな。風磨くんは失ってしまうとわかった今になってこの名前が惜しいと寂しがってくれた。そして私たちが寂しがっているのをわかったうえで最後の曲を紹介する。

 

 

これまで背負ってきた名前を手放す。それに悔しい思いをすることもやるせない思いをすることもきっとあったのだろう。私でさえ思ったことがあるのだから彼らにはもっと多く、もっと大きなことがあったのだろうと思う。これからを見据えての変化なのだと真っ先に私たちに伝えてくれた彼らの優しさと、コンサートではめいっぱい寂しい気持ちを共有して楽しかった思い出に変えてくれた優しさをずっと抱きしめていたい。

 

ありがとうSexyZoneだいすきだよSexyZone。からだを刺すような寒さが近づいてくる季節に、街中がイルミネーションで光り輝く姿に、寂しくて楽しかったこのChapterⅡコンサートと彼らと過ごした日々を思い出すのだろう。だからこの思いもきっと時を越えて永遠だ。

SexyZone9thALBUM「Chapter Ⅱ」感想

さて6/7にSexyZoneの9thアルバム「Chapter Ⅱ」が発売されました。\オメデトウ/\オメデトウ/

マリウスが卒業して新体制となった彼らがみせる新天地。でもそれはこれまでの自分たちの音楽と地続きにあるものばかりで、確かに「Chapter Ⅱ」だとうならされました。第二章は第一章がなければ存在しえないですからね。

昨年末の激動の中で、今まで普通に聴いていた歌の聴こえ方が違っていて、それにひどく驚いたんです。大して音楽の素養がない私にも何気ない歌詞が胸を刺すことがあるのだなと思ったわけです。それで今の私が考えてることは今の私が残さなきゃならんと思った次第で、雨が降って外にも出ないだろうとじっくりアルバムを聴きました。

※ツアーパンフレット、『mg』『週刊TVガイド』は熟読したのでそれに載っていた情報は注釈なしで書いてあります。静岡公演が終わりましたがコンサートのネタバレはないです。なぜなら未参加で全力ネタバレ回避しているので!楽しみですね!

 

▽全曲ダイジェスト(公式)▽

youtu.be

 

 

1.Cream iri提供曲

甘くてメロウなラブソングだいすきです。中堅となってきた彼らには恋愛ドラマの主題歌を取ってきてラブソングがきてナンボだと思っているので嬉しかったな。「隣の男はよく食べる」テレビ東京系で絶賛放送中です。お風呂場で鼻歌歌ってみたのですが、音程とリズムどっちも難しくないですか??セクシーたちほんと歌うまいな〜アルバムの一曲目にシングルを置く覚悟と意味。新章幕開けに「新しい声を聞かせて」「止まらないまま変わらない夢を見て」と歌い上げてくれるのがすごく嬉しいです。提供してくれたiriさんにも感謝…。セクゾのラップ担当といえば風磨くんですが2番は勝利くんが担当していてそれも新鮮でまた良いです。

2.EXTACY LUV

私のアルバムいちおし曲。口笛のトゥットゥットゥー♪ができるようになりたいです。夜のディスコで自然とリズムに乗れる雰囲気がすきです。夜のディスコ行ったことないけど。\WOWWOWWOW/とか\イエイイエイイエイ/とかの合いの手は私たちがいれる形でよろしいのでしょうか…。あんなカッコイイかんじでいけるかしら…。2番は総じて最高で、風磨くんの「Keep on goin'艶めく悦楽 Up and down 俺らの血圧」からの勝利くん「抜け出せないなこのLuv game」の歌い方~!ちょっと字数が多いんだろうか。珍しくカクカクしている感じがしてすきです。そして聡ちゃんの「溶けてく夜乱れてよ上から下までLemme taste your body」のラスト巻き舌みたいになってる「body」ですよ。おお!!と思っていたら風磨くんの「刺激的なEscape wow 秘密のパスワードYou never know」「wow」「ワード」「know」をうまく揃えて韻踏んでくる感じCocoaを思い出しました。みんなで繋いで最高かな?と思っていたらそのあと健人くんの「触れてみてほら欲望のまま制御不能に溺れたい」になるのでコンサートでの披露待ってます。ここは1番では「見せてあげるほら本能のまま制御不能に愛したい」であくまで自分が愛するベースだったのが相手からのアクションも欲しがり始めたのが非常に刺激的で危険で素晴らしいですね。トゥットゥットゥー♪

3.Purple Rain

我らがリード曲!!初解禁のラジオで勝利くんが「いいでしょ?」と得意げに言ったのに赤べこばりにうなづいていた自分を思い出します。「煌めく摩天楼」の歌い方すごくないですか?普通に歌って出るざらめきじゃないんですよ。勝利くんにしか出せない色ですきです。今回のアルバム、総じて\この聡ちゃんがすごい2023/を開催しているのですがやはり2番歌いだしの圧倒的な存在感は入選間違いなし。聡ちゃんの歌声はクリアでまっすぐ。それがふまけん(歌い方クセつよ×デビュー時から基本なんでも歌いこなす馬力)としょりマリ(声でわかるタイプかつ得意な曲調で無双する)に比べて個性がないと悩んでいたのかな?と私は推測していたのですが、レッスンなどを重ねて納得できるところまできたみたいで良かったです。まっすぐな歌声が失われずに届けられて、しかし満足はしていない様子が頼もしいですね。そんな聡ちゃんの「君のためだけに…」ここ今までならふまけんがやりそうなところを聡ちゃんだとあんな切ない顔をさせてしまってこっちが悪いのかも…と思わせるのでダメですよ、ほんとうに。

4.Stolen Heart

イントロがとってもお洒落なんですよね。最初「いつ帰ってくるの」とは!?主人公がペットってコト!?いやちがう!なぜ!!??と思って状況がよくわからなったのですが、やっとわかりました。隣に住む幼馴染がいる主人公がいます。それで幼馴染には学校で憧れの先輩ができたんですよ。最初は幼馴染を応援するはずだったのに自分が幼馴染のことがすきだったことに気づいてしまって、心地よい関係が壊れるのがこわくて自分の気持ちが伝わってほしくはないのだけれど、先輩のところに行っては欲しくないっていうジレンマを抱えている…というわけです。だから帰りが遅い幼馴染(=君)のことを「いつ帰ってくるの」と待ってるし、知らぬ間に盗まれた自分の心が「いつ帰ってくるの」と悩むわけですね。「君に振り回されてもいいです馬鹿になるくらいには好きです」がほんとうに意気地なしでいじらしくてとても好きです。

5.BUMP

セクシーたちが「BUMP!」と叫ぶたびに炎の特効が出てほしい。この歌で振り回すための酒瓶ペンラだと思っていますがいかがでしょうか。「I know you're already...Lose control 戻れない Highest 未開のFloorへ」のとこめちゃめちゃ歌い方すきで、けんそう入れ替わりながら歌ってる!?てくらいどっちにも聞こえたのですが、たぶん健人くん…だと思うけど特に「I know」が聡ちゃんみある。はやく夏ツアーで炎の特効の暑さとうるささに文句言いながらぶち上げたいですね。

6.泡 hiyune(chilldspot)提供曲

深く深く沈んでゆくようなそれでいて胸はあつくなっていくなんてそんな感情を誰もが持て余してしまっているのかなと感じました。「言葉にない事を知りたい波打つ感情」というフレーズが繰り返し出てくるのだけれど、人が言葉にできる感情なんて誰かのつくった枠の中に無理やり当てはめているだけなんだろう。それに足りなかったり違う要素があったりして文字通り波打っている。それでいいはずなのになんて難しいんだろうと思ってしまう。「透明な鼓動が速くなってく」のはまだ色のついていない塊みたいな衝動に突き動かされるんだろうか。

7.Message

私というよりこの曲を歌うセクシーゾーン自身の背中をぐっと押す曲になったらいいなと思えるくらい、ドーム公演と「卒業」を勝ち取ったセクシーゾーンへの愛が詰まった歌だなと思う。君たちの選択を、出した答えを、今新たな夢に向かって進み続ける姿を肯定してくれる。この歌を歌うたびに思い出してほしい。「出口塞がれた手探りの日々 けど僕たちは大事なものだけは失くさなかった」いくつもの試練を乗り越えてずっと誇り守り続けてきたからこそ、今があるのだと。この歌にあるのは私が彼らに伝えたいことばかりで、歌うたびに彼らの血肉になっていったらいいのにと思う。今年のコンサートで聞けてもうれしいけれど、またひとつ大きな夢をかなえた未来でも歌ってほしいです。

8.Take A New Step

リード曲でも遜色ないくらいの疾走感。「希望しかない」新天地を「君の色で染めてしまって We will know きっとここに花が咲くだろう」とまっすぐで静かで確かな宣戦布告だと受け取りました。「I take a new step with you」が鮮やかに new step with youと聴こえるのですが、それくらいさりげなくでも大胆に天下を取ってほしいんですよね。そしてこのタイムトラベルの系譜ファルセット祭り…?強みだと思うので続けてほしい路線です。ここまでのアルバム曲は夜の印象が強いのですが、TANSから夜が明けてぼんやりとした霞がかった空を見上げているのでしょうか。キーンとした澄んだ朝の静けさと匂いがとても似合う。

9.Make You Mine

私はマイケルジャクソンのこと何も知らないのに、掛け声が入っているのがなんとなくそれっぽいと思いました。「どんな指先で紅い唇をなぞろうか」の健人くんまだみてないけどとんでもないことだけはわかります。スタンドマイク持ってたらミスミスみたいに絶対になぞっていますね?持ってなかったら振りで親指でぐっとなぞってくれるんじゃないか。もはや見た気もします。勝利くんの「前髪を触る癖で見抜く君の嘘をそれでも」で致命傷なのに\この聡ちゃんがすごい2023/入選確実の「世界の秘密より目の前の蜜に身体をあずけて」にとどめ刺されます。そのうえで風磨くんの「You've got no reason to lie tonight」に追い打ちかけられます。夜が明けてきたのかと思っていたのですが…まどろんでいるうちに何かあったんですかね…まだ眠らせてくれないそうです…ずるいですね。健人くんの「さあ君のすべてを僕にみせてよ」に差し込まれる勝利くんの「crazy for you. I'm crazy for you.」がよすぎるけどちょっと懐かしい気もしていてなんでなんだろう…。

10.Sad World

自分の弱さと向き合って悩んで、悲しいニュースに心を痛めて、そうやって人知れずため込んでしまうpainがあることもわかっているけれど、かなしいかなしいこの世界に愛と真実が溢れることを願っている。願っても叶わないのかもしれないけれど願わなきゃ叶うことはないから、そんな祈りのような歌だと思いました。人生は「少しでも前に進めば変わる景色が今にでも」あることの繰り返しで、さびしいけれど「あの日の約束を叶えるところ見せるから今照らして」そう別れた君に誓って進むしかないんだろうな。

11.Trust Me, Trust You. 平井大提供曲

健人くんの「信じてみたいんだ誰が何言おうと悲しみの向こう側にI see the 未来」の説得力がすごい。いつもまっすぐに自分の信じる道をその先にある未来をつかみ取ってくるんだもんな。信じてみたいと思う自分を信じることから始めないとな。

12.再会の合図 nobodyknows+提供曲

もうひとつのぶち上げソング。「10年20年変わらんちゅうねん」がマジで聞こえた通りそのままの歌詞でちょっと笑っちゃいました。タイトルの「再会の合図」を歌うのが聡ちゃんなのがすごく良くて、セクシーゾーンにとってはアルバムの特典映像として収録されている5人旅が「あの時」でChapterⅠが「あの日々」であり、別れた同志への変わらぬ応援になり、そして自分を奮い立たせる勇気になるのだろうな。

13.長電話 尾崎世界観クリープハイプ)提供曲

こんな引き出しもあったんですね…とぎゅっと胸をつかまれた曲。そして\この聡ちゃんがすごい2023/入選確実の歌いだしです。セクシーゾーンで唯一上京してきたといえる聡ちゃんからはじまるのがニクいし、地方出身の私にぶっ刺さるのやめてほしい。「いつもちょっと的外れで当たり障りのない会話」ってどうしてわかるんですか…「どうしてもっと素直に話せないんだろう」って思ってることどうしてわかるんですか…。

14.せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい

「内緒だよ?」と囁く健人くんがアイドルで良かった。見つめられたら身動きなんて取れたもんじゃない。厄介おじさんを発動してしまう。それぞれの歌う「せめて夢の中でだけはーーーよ」のフレーズが、聡ちゃんは「君の傍で髪に触れてみたい」で勝利くんは「君の唇に触れてみたい」でぱったりだなとジーンとくるとともに、落ちサビは「せめて夢の中でだけは君の全てを全部愛したい」からの「重ねてよHeart to heart ふたつがひとつになるまで」でふまけんに分けて歌わせるの業が深いのではないでしょうか。

ここからはセクシー個性爆発ソロ曲ゾーンです。

雨に唄えば(佐藤勝利)

佐藤勝利がみせるノスタルジックであたたかい、憧れを詰め込んだ一幕。どうしたって帝国劇場を連れてくるからこのひとはすごいよ。勝利くんの書く歌詞って言葉はシンプルなのに唯一無二なのがとてもすきなんですよね。必要な場所にぴったりの言葉をすっとあてはめる人だし、いつだって伝えるべき言葉を伝えようとする人なのがすごくよくわかります。「たった1人だけいる僕のヒーロー」がお父さんのことだとわかってから「今でもさ僕のこと見て笑ってくれてるかな」が苦しくて切ないんですよね。

My World(菊池風磨)

風磨くん、あなたってひとはほんとうに…。この人生に仕事に懸けていることを知っていたつもりだったけど、基本シャイで不言実行なあなたがこれを書いて歌うのかと思うと………あの夏みたハムレットを演じる姿と自己紹介で高学歴とサラブレットを出されたときの微妙な表情を思い出すし、爆発的に名前が売れてから今日まで起こした波をじわじわ広げてきていることをちゃんと見ていますよ。望んだ全てを手にしてくれ。

Turbulence(松島聡)

もちろん\この聡ちゃんがすごい2023/入選確実です。戦わないのに攻撃しようとする奴らがいる世界で、傷つけられるがわかったうえで覚悟を持って自分らしく立ち向かっていく強さを歌っているのかと思っていました。でもそれは違っていて、いざ進もうとしたら「Don't let me go…」と逃げ出してしまった弱気な自分を嘲笑うような聡さんが出てきます。そして「お前が望む道化師おどけてやろう」と移り変わりやすい乱気流こそ自分であれとする自らに課した宣戦布告なのでしょうか…。

ROSSO(中島健人)

今年は純度100%中島健人ソロ曲じゃないのか…としょぼんとした気持ちを吹き飛ばすROSSO…とてもすきです。ピアノの旋律が美しくて素晴らしいのはもちろんのこと、この三連符?の連続で(いいんですかね表現)構成されている「教えてくれ真実の奥で濡れるROSSOを」が気持ちよくてすきです。でもこれ濡れてるROSSOだからキスしちゃってると思うんですよね。「綺麗な赤に染めて酔わせた結び目は解けてゆく」ってキスが深まっていくということでいいんでしょうか、先生。すきです。もしかしたらピアノ弾いてくるかもしれないからこわいよね。ときめきの急上昇がこわいよ。一番赤が映える口紅をしてコンサートに行こうと今から決意しています。

 

以上。

 

アルバム全体の感想としては、それぞれがバラバラで粒ぞろいなのになぜかケンカもせずお互いを引き立てる形でひとつの器に収まっている、と思いました。どういうバランス??そしてもうちょっと聞きたい!って思えるくらいのちょうどよさ。なんだこれ。9個に小分けされたバイキング用の皿に食べたいもの全部のせてちょうどよく食べきれた時の充足感に似ているのかもしれない。ソロ曲は別腹のデザート。セクシーバイキング。

 

 

忘れられない「5」日間をありがとう

2022年最後の5日間は

私の人生で一番「激動」だった。

 

いつか来るかもしれないとうっすら覚悟していた未来は思うよりも突然に

だけど予想よりもあたたかで優しくて幸せな形で訪れた。

 

2022年12月31日のカウントダウンコンサートをもってSexyZoneからマリウスが卒業する。

 

今も頭の中はぐちゃぐちゃで、どうしようもなく寂しい気持ちと明るく前向きに送り出したい気持ちがぐるぐると波のように押し寄せて笑ったり泣いたり。ファンは黙って見守ることしかできないのに忙しいもんだと呆れてる。

 

それなのにつたなくても今の気持ちをはてなブログに書き残しておこうと思ったのは、この5日間SexyZoneの歌をいっぱい聴いてSexyZoneにもらった人生のハイライトに気づいたから。そしてSexyZoneも最後まで5人の姿を残そうとしてくれているから。

 

 

私とSexyZone

2018年の2月に発売された「XYZ=repainting」が初めてのSexyZoneである私は、このアルバムのおかげで大学受験を乗り越えたといって過言ではない。学校の自習室から最寄り駅までの寒空を歩く私のお守りは「ぎゅっと」で毎日毎日不安に押しつぶされそうになりながら口ずさんで大丈夫大丈夫と言い続けた。

大学に進学してレポートや課題に取り組むときはSexyZoneのインストプレイリストかLUCKY TAPESを聴いていた。「Blessed」を提供してくれたのがこのバンドの高橋海さんでアルバムの楽曲提供陣が発表されたときにサブスクをチェックしてそのままお気に入りになった。これ!といえる音楽の趣味がなかったからアルバムの楽曲提供やらじらーでメンバーが選曲した歌をチェックするのは楽しい。

社会人になってからは東京で一人暮らしを始めた。おもしろ街こと東京にワクワクして不思議と寂しくなかったけれど、できることが増えてきて、できるはずなのにうまくいかないことが出てきたときには焦りを感じた。だけど毎日のようにSexyZoneの誰かのお仕事を見る機会があって私も頑張らないとなと思えたし、ダメそうなときはSexyZoneの「泣きたいときの歌」プレイリストを流して泣くことを優先した。

ずっとSexyZoneに励まされて背中を押されてきた5年間だった。

 

人生は一度きり、だから

だから今日を境にマリウスが卒業して芸能界から引退して私の目の前に現れないのことが寂しい。これから何十年先もずっとずっと、5人で歌うSexyZoneを応援していたかった。でも5人の人生は私にとって都合のいいハッピーエンドの「物語」じゃないから。5人の人生はそれぞれ5人のためにある。それも一生で一回しかないんだ。

 

人生は一度きりだから自分らしく楽しまないと!と教えてくれたのは2017年の夏の聡マリのソワヨロ公演。私はもちろんセクシー紀元前で、サマパラは円盤とオタクたちの興奮爆発のブログで補完していました。聡マリは笑顔でハッピーで、苦しいこともつらいこともあったはずなのにステージの上でキラキラ輝いていた。サマパラに限っていうなら私は(中島担であるにもかかわらず)聡マリのソワヨロがいちばんすきです。それは二人がSexyZoneのなかにいるシンメトリーとしてパフォーマンスしていたから。離れていた期間を受け止めて、今を肯定するように歌い上げてくれていたからだと思う。

 

ザ・ハイライトは、東京ドーム・京セラドームと各地1回ずつ参戦していました。クリスマスに東京に戻ってきて、今回のザ・ハイライトはソワヨロに似ていると思っていたんです。今ステージに立てていることへの感謝を最大限伝えようとする。新しい一面、びっくりさせる仕掛けというよりは、定番のあの曲をあの衣装で歌おう、おめでとうだから久しぶりにこの歌で声を合わせてみませんか?といった感じ。私はセクベアの声をマリウスがあてていたことも全公演マリウスが見てくれていたことも知らなかったけれど、京セラドームでオレンジに染まった景色をスタンドから見て綺麗だなと思ったこと、マリウスにも見せたかったなと思った景色が届けられていたことが知れたのはほんとうに嬉しかった。オタクに任された「Congratulations」の風磨くんパートはマリウスに届いていたのかな。

 

人生が一度きりのようにSexyZoneにとってファーストドームも一度きり。それを、どうしても寂しく思ってしまうお知らせを知らないままただ楽しいままで参加させてくれたこと、それとは別に5人で立つ姿を見せてくれること、この二つを両立させたSexyZoneはすごい。昔から大人におねだりという名の交渉をすることは得意なグループだけれどこのためにSexyZoneと周りの大人たちがどれだけ議論と努力を重ねてタイミングをはかってきたのだろうかと思うと、それはまぎれもなく私たちへの愛だなと感じる。

 

ただありがとう

卒業しますと文面だけでお知らせすることもできたはずなのに、どう読んでもマリウスの言葉で声でこの2年間の経緯と卒業後の夢を語ってくれて、メンバーからのコメントもあって、公式インスタグラムの開設と5人旅と東京ドーム配信がお知らせされて、なんて愛にあふれた優しくて誠実な人たちなんだろうって。正直、誰か一人でも欠けてしまうタイミングでグループ自体の歩みを終えてしまうのかもしれないと思っていたし、5人のことをすきなままでいられない、歌も聴けないなんてことになるかもしれないと思っていたけれど、私は私がすきになったSexyZoneをすきなままで、これからもすきなままで応援できそうです。ほんとうにありがとう。

 

それでもどうしようもなく寂しくて、今5人でいるのがこんなに楽しそうで嬉しそうなのにどうしてと思うし、今からでも卒業撤回してくれ~~と思う。寂しくて悲しくてつらくて、私のすきな5人のSexyZoneが私の前に現れないという事実から逃げたかった。

 

けれどインスタには完全体だって最強だって信じた5人の姿があって、いつかの未来で彼らが天下をとるならまだまだ日本も捨てたもんじゃないって本気で思ってる5人がいて、最後にこの時間をもらえたことも当たり前じゃないんだぞって自分に言い聞かせている。今ちゃんと私に届いている言葉は多くの時間をかけて彼らが考え抜いた決意であり、たくさんの大人が彼らと私たちのために動いたから伝わっているのだと忘れちゃいけない。そりゃ思いは言葉にしないと伝わらないけど、ただ伝えるだけでは届かないから。どう言葉にするか、どう伝えるかの武器を持っている彼らは今よりもっとずっと大きくなるよ。

 

決断した彼らはどこか晴れやかで、私たちに伝えるまでにどれほど自分の思いを伝えあってきたんだろう、時間をかけて話し合ってきたんだろうと感じさせてくれた。そしてこの場所がすきなまま夢に向かって歩もうとするかっこよさとそれを受け止めて笑顔で送り出そうとする強さがやっぱりどうしようもなくすきだなと思う。

 

伝えてくれた思い、伝えたい思い

どこか吹っ切れたとは違うけれどめそめそはしていないSexyZoneのみんな。30日には久しぶりに全員の個人ブログの更新がありました。インスタではあんなにはしゃいでいたけれど、私たちより11年一緒にいたメンバーのほうが何倍も何倍も寂しくて何倍も何倍も誇らしいのだと知りました。そりゃそうなんだけどね。

 

マリウス

最後にマリDを更新して「大事なものを失う恐怖」があるけれど、それでも「これから道が違っても、うちらは一生、メンバーだから」というメンバーの言葉が浮かんでくるのだと教えてくれた。そしてセクラバとしてSexyZoneを応援する、とも。「これからも、この一回しかない人生というものをお互い楽しく生きようね!」あの頃から変わらずに伝えてくれていたメッセージは君の真ん中にずっとある信念なんだね。私も私の人生を精一杯楽しんで生きるよ。だからマリウス、どうか夢を叶えてください。「僕からみんなへの愛は永遠です」なんて言わないで。私たちからマリウスへの愛も永遠だよ。Auf Wiedersehen!

 

勝利くん

SexyZoneの「5」はいつだって勝利くんが守ってくれていた。右手をぱっと広げて5人の「5」。言葉で行動で示し続ける勝利くんの姿に救われました。だからドームで次は5人でと言わなかったことはほんの少し気がかりでした。でもそれは次がないからじゃなくて、あの時あの瞬間SexyZoneは5人であの場所に立っていたからでしょ?次が5人なんじゃなくて今が5人。我儘を一つと君は言ったけど、そんなの我儘じゃないよ。あんなに5人のSexyZoneがだいすきで自分以外の二組のシンメの姿を何よりも美しく思っている勝利くんはこれからもSexyZoneのセンターであり、君のいるグループをすきになれてよかったと心から思います。いつもSexyZoneを守ってくれてありがとう。

 

風磨くん

風磨くんはずっとマリウスを甘やかして甘やかされてくれ。SexyZoneという場所が不器用で優しくて嘘のつけないあなたにとって涙を見せてもいい場所になったこと、涙を認めてもいい場所になったことが嬉しいよ。来ちゃったね。「明日」。できれば来ないでほしかったね。私たちの寂しさに寄り添ってくれてありがとう。今日の星空もみんなで見なよ。5人で見なよ。私たちに報告なんていらないからさ。

 

健人くん

さっぱりとして軽やかで、健人くんはいつだって未来を見ているんだなって思う。私たちの天使を地球にかえす時が来てしまったね。かわいいかわいい宝物との大切な写真を共有してくれたことありがとう。マリウスは年下だけどいつもいつも対等に話して意見を交わしていたのが嬉しかった。私がマリウスと同学年だからこそ、6つ上の人が自分を大人として扱ってくれる嬉しさは計り知れないよ。あなたが「自分たちも夢を追いかける立場として新たな夢を見つけた人間の背中を後押ししないという選択肢はない」そう言い切ってくれたから、5人の決断を応援しようと思えたよ。

 

聡ちゃん

聡ちゃんは、枝分かれしても同じ一本の樹を見てSexyZoneみたいだと思ったことを教えてくれて、31日に改めてマリウスへの思いを綴ってくれました。私はシンメがいた経験もないし、シンメがいなくなってしまう喪失感もわからないけれど、マリウスが初めて出たカウコンでいつもより後ろに足を下げすぎてステージの隙間に落ちてしまったとき、隣にいつもいる聡ちゃんがいないから~~~!!!!!とマジで思っていました。(結果、マリウスは健康!の後だけど)だからね、年下なのに甘えたなとか弱音はいたなとかもらってばっかだなんて思わないでいてほしい。聡ちゃんにしか見せないマリウスの顔がありました。お互いを尊重できて支えあえて守り続ける聡マリはいつだってそして永遠に最高のシンメトリー。素敵な愛を私たちに見せてくれてありがとう。QRでもブログでも聡ちゃんに、「これからの5人を応援してください」って言われたらそうするしかないよ。言われなくたってそうするつもりだよ。私だってマリウスのことを、マリウスを守ろうとするSexyZoneのこと守らせてよ。

 

さいごに

書いているうちに少し整理ができました。軽やかにのびやかに巣立っていくマリウスと彼を笑顔で見送ろうとする健人くん、風磨くん、勝利くん、聡ちゃん。これからも私がすきになったSexyZoneは5人だし、これからも5人を応援させてね。ありがとう!!!!!

 

さあ、行こうか。カウントダウンコンサートへ!最高の思い出つくるよ!

セクシーゾーンドームツアー2022 ザ・ハイライト

街がクリスマスムードに包まれた12月。

昨日までのツンとした寒さが嘘のように晴れやかな青空のしたで

夢の大舞台、彼らの目標であった東京ドームを私は見上げていた。

 

私がセクシーゾーンを好きになってからほぼ丸5年。

 

正直好きになったころは、10周年でここに立てるんだろうと漠然と思っていた。

だけどそれが難しいかもしれないな、

そしてその時が来ても5人じゃないかもしれないなと思ったことは何度もあった。

 

それでも横アリでドームツアーの決定を嬉しそうに報告してくれた彼らの姿は

まぶしくて晴れやかでかっこよかった。

ドームに立つ彼らをみれる機会ができたことが嬉しかった。

 

 

2022年12月16日私は初めてドームに立つSexyZoneを目撃した。

 

 

これより先の文章には

セクシーゾーンドームツアー2022 ザ・ハイライト

のネタバレを大いに含みます。

これからコンサートに参加される方はご注意ください。

 

 

お昼前に水道橋に到着した私はとりあえず東京ドームにご挨拶。

雲一つない青空が広がっていて今日この日を東京ドームも待っていたのかななんて思った。セクシーゾーンをすきでいると、こういう不思議な力を感じることが結構ある。ジャニーさんの霊圧かもしれないね。

 

後輩ちゃんとランチを食べて、グッズ列に並んで、

そうこうしているうちに辺りは暗くなって寒くなってきた。

クリスマス用なのかキラキラとイルミネーションが映える。

入場する22番ゲートの前はお気に入りの勝負服を着たセクラバたちが

浮足立ってうちわやペンライト片手に写真を撮っていた。

ここにいるみんながこれからセクシーゾーンに会いに行くんだと胸がぎゅっとなった。

 

コンサートの一番の感想は「楽しかった」ということ。

ただただ楽しくて、やっぱりセクシーゾーンがだいすきだなって思わせてくれた。

 

彼らはこのコンサートでドームまでの軌跡をきちんと形にしていた。

 

思うような活動ができていない時期もあった。

メンバーが揃って活動できることは当たり前のことじゃない、

コンサートができることは当たり前のことじゃないと知った。

 

セクシーゾーンはここに来るまでに11年掛かったことが意味があったと証明していた。

 

「一番いいタイミングでドームに立てる」

 

個人のお仕事を充実させ力をつけてきたセクシーゾーン。

ドームに立つ彼らからは貫禄すら感じられた。

 

初々しさは微塵もなく、ただ確かにドームを堪能していた。

 

私のチケットはアリーナ後方上手側。

てっきり豆粒みたいなセクシーゾーンをみるつもりでいたから、

「あれ、これ肉眼で見れるのでは?」となった。大困惑大混乱。

 

Sexy Zone

ドームの一曲目、何を歌うんだろうとドキドキしていたら流れたイントロ。

声を出せるようになったコンサートで

佐藤勝利の「SexyRose……」の後に声を抑えなくてもいいのが嬉しかった。

(でも初日なのもあってわりと声にならない叫びだったような気がする…)

 

バラエティVTR

和田さん~~!!ありがとう~~!!

なつかしのセクチャンビレバン回のマスクを使ってのクイズがあって

ふまけんがノリノリで歌いだしてしまってちっとも止められないのが

あのころと変わってなくて、でもみんな大人になってて泣いて笑ってた。

 

Lady ダイヤモンド

あのころの!!衣装!!そのまま!!着てくれてありがとう!!

SZ10THの時衣装は並んでたけどやっぱり小さすぎて無理なんやろな~と

諦めかけてしまっていたのに……ほんとうに…ありがとう…

ドピンクのキラキラはドームでも圧倒的な存在感でした。

白の手袋もばっちりつけていてくれてほんとうにありがとう…

11年前につくった衣装が

そのままドームで着ても通用するレベルなのがすごいよね。

 

Sexy Summerに雪が降る

初日公演では健人くんが歌いだし早めに歌いそうになってて

「まだでした♪まだでした♪」ってニコニコ歌っていたのがかわいかった。

(しかも2回)

 

♪夏のハイドレンジア

ピアノ演奏!!!!!ピアノを弾く健人くんに落ちた人間なので

ハイドレンジアの前の曲から双眼鏡で健人くんを追いかけてて

歩いた先にグランドピアノが置いてあってびっくりびっくりしてしまった。

私の聞きたいやつ全部やってくれる気か!?となってた。

 

♪ハイライトメドレー

このメドレーがすごかった。これ考えた人誰??風磨くん??

知ってる定番シングルだから、いつものコールアンドレスポンスで

応えようと頑張るんだけど、頭おかしくなる(ほめてる)

cha-cha-chaと勝利の日まで?(中島さんの口上感謝)カラフルEyesと男ネバギバ?で

ずっと頭混乱してるけどずっと楽しいみたいな文字だけで言うとヤバい現象が起きた。

 

最後に勇気100%をフルで歌ってくれるんですが

初めてのドームツアーで結成12年目のグループが勇気100%を

フルで歌ってくれる、その心意気がすきだなあと思いました。

 

「ぼくたちがもてる輝き永遠に忘れないでね」

 

ちいさなセクシーゾーンは確かな輝きを胸に抱いていたけれど

その光を放って今、ここに立っているんだなと感じました。

 

このハイライトメドレー全員踊れるやつだから

会場が一体になっていてペンライトの海がリズムを刻んでいるのが

とってもきれいだった。

昔の歌を懐かしいという感情だけじゃなくて

盛り上げる一つのパーツとして進化させて提示してくれるのは

いつものセクシーゾーンだし

振り返ったときに全部がハイライトになるようにしてくれていたのかなと思った。

 

♪Forever Gold

これまでのセクシーゾーンをスッとまとめ上げて宝物のようにしまってくれた歌。

セクシーゾーンは周りが何と言おうと自分たちの歩みを否定しないし悲観しなかった。

早すぎると言われたであろうデビューは決して望んだものじゃなかっただろう。

大きすぎる期待と自らの力量に悩んだ日もあっただろう。

それでもできることを全力で一生懸命に駆け抜けた5人の日々を

彼らが一番に信じているんだなと思った。

 

※ここから個人のあいさつの感想ですが全てニュアンスです

 

健人くんのあいさつ

基本的に合理的で現実的なひとだし、やっぱりグループでは最年長の自負があるから

中島さんがコンサートで涙を見せてくれる日が来るなんて正直思わなかった。

 

私たちに永遠(とわ)を説いてくるのもロマンティックで素敵だったし

 

初日に来た私たちに

 

「僕らがはじめてのドームに立っているのを見たのはあなたたち」(ニュアンス)

 

だと伝えて今までで一番素敵なSexyThankYouを贈ってくれたのが嬉しかった。

 

勝利くんのあいさつ

まとまらないから今思いついたことを話しますと言って話し始めた勝利くん。

言葉を探しながら、ファンが「どうして報われないのか」と嘆いていたことに触れて

「僕たちはちゃんと報われていた。セクラバがいたから。」と伝えてくれる。

そして夢をかなえたこの日に「国民的になる」と改めて夢を語ってくれる。

ドームは目標だったけどゴールなわけじゃない。

あなたがセクシーゾーンのセンターにいてくれるから

こんなにもこのグループは輝くのだろうなと思いました。

 

聡ちゃんのあいさつ

お休みしていたなかでもセクシーゾーンという場所が諦められなかった聡ちゃん。

悩んだとも迷ったとも語ってくれて

復帰してから聡ちゃんは自分の気持ちを自分の言葉で伝えることが

上手になったなと思っていたのだけど(まわりがうますぎるというのもある)

応援してもらった分今度は僕らが応援したい、背中を押しますと

力強くも優しく伝えてくれた。

 

風磨くんのあいさつ

風磨くんは今日来てくれた人も来られなかった人もまるごとありがとうを伝えてくれた

取材が入っているから見てるかな?とマリウスに呼び掛けて

他の三人がそれぞれマリウスの名前を呼ぶのが微笑ましく

待ってるなんて言えないけれど

確かにここで彼らと私たちがあなたのことを思っていることが

どこかにいる彼に届いていたらいいなと思う。

 

♪Dream

穏やかな夢のように祈るように歌い上げるこの歌は

メインステージがあたたかなオレンジの光に包まれているのが印象的だった。

私はあいさつのときにメンバーカラーにペンライトを灯すのがすきで

今回コンサートでもどこかでオレンジのペンライトを振りたいなと思っていたから

ここならきっとオレンジがきれいに映るんじゃないかと思えた。

 

♪ぎゅっと

最後にみんなで「ぎゅっとーーー!!」って言えたのが嬉しかった

 

歓声OKのコンサートは久しぶりで初めはうまくキャーを届けられていなかったけど

後半になると自然と叫べるようになって良かった。

 

 

どの曲だったのかわからない箇条書きメモ

・カラーサングラスふまけん(タイミングはちがう)がかっこよかった。

 ギラギラのセクシーゾーンがだいすきです。

・聡ちゃんがドーム用!って髪色変えたのを見せてくれた。

 それが白に近いカラーやったんやけど、

 なんとなくプラチナホワイトのマリウスを思い出してしまったな。

・勝利くんがいつもより5割増しで手を振っていてかわいかった。

 ブンブンって効果音がみえるようなはしゃぎようでした。

・超大型個別クレーンですごい高いとこまで運ばれていくセクシーたち

 アリーナにいた私は自力で見るのをあきらめてモニターを見ていました。

・ふまけんが並んでメインステージからバックステージに走る場面があって、

 (しょりそうは後ろについてる)ファーストコンサートの歩幅まで

 ぴったり走り抜けるあのころのふまけんがみえたような気がする

・聡ちゃんは相変わらずファンサマシーンだったな……

・勝利くんはドームでも圧倒的な場を支配する力を発揮してたな。

・健人くんはいつでも麗しく可憐であった。

 双眼鏡で追いかけながらその美しさを堪能できたのが楽しかったな。

 

 

はじめての東京ドーム。

この日のために新しい服を買って美容院に行って双眼鏡を新調して

ドームまでの日々もキラキラ、ワクワクしていた。

だいすきなグループの夢がかなうその場所に行けることが何よりもうれしかった。

 

夢の場所で堂々と輝く彼らの姿はいつにもまして美しかった。

だけどドームでも足りないくらいセクシーゾーンはおっきかった。

 

今回のドームは感謝を伝えるコンサートだったと感じた。

 

丁寧にラッピングされた、心を込めた贈り物がザ・ハイライトだとすれば

ドームを我が物にするセクシーゾーンの姿を見たい。

 

夢をかなえた場所で未来を感じさせてくれたSexy Zone

すべてをハイライトにして次へ進む彼らを見つめていたい。

 

P.S.クリスマスに会えるのも楽しみです。

 

FNS歌謡祭2021第一夜最高だった

振り返りの感想です。

 

我らがSexyZoneは

シンデレラ・クリスマス(キンキさん、なにわちゃんと一緒に)

♪夢を信じて(徳永英明さんとふまけんのコラボ)

♪夏のハイドレンジア(秦基博さんとのコラボ)

♪New Again! Again and Again!(VS魂チームでの勝利くんの歌唱)

と、たくさん!!嬉しい!!

 

 

 

シンデレラ・クリスマス

キンキさんの白!セクシーたちの黒!なにわちゃんたちの赤!が良いバランスで

桃尻アピールで先輩からの狂気的なパスを打ち返した風磨くん最高だったな~~

それに対してほかのセクシーたちはふふって感じでおすまししてたのも良かった。

 

 

 

夢を信じては

徳永さんって唯一無二というか、ほかに代わりのいない人って印象だったので

三人で歌ったときのハーモニーの良さに!?ってなってた。

 

やっぱりシンメはパフォーマンスで魅せてくれないと!!という思いを

強くしましたね。ふまけんの声って似てるんですけど、でも違うから

聴き分けできるはずなのにハモられた途端よくわからなくなるんです。

クシャッと笑った健人くん、あんまり歌ってる時にみられないのでレアでしたね。

 

 

 

夏のハイドレンジアは

楽曲提供者、秦基博さんとのコラボ。

出だしのけんとくん、いつもより高い音が苦しそうだったけど

しっかり歌いきってたの良かった!!!

FNSアップにするとこ天才でした。聡ちゃんが美しくて腰抜かしてた…

サビから秦さんも歌ってくれてて

Sexy Zoneにあまりない、縁の下の力持ち低音でしたね。

 

 

 

New Again! Again&Again! は

マジ底抜けに明るくてHappyになれて

久しぶりに歌って踊る相葉ちゃんが見れて大満足。

髪くしゃっーとした勝利君もかっわいすぎて保護案件でした。

きっと健人くんも「勝利!!カワイイ!!」って言ってるはず。

 

 

 

ほかに特筆すべきことは

斗真くんと風間くんがそれぞれひさしぶりにパフォーマンスしたことですね!

 

俳優としてよく見かける二人であり

私にとってはその顔しか知らない二人だったので

やっぱりジャニーズなんだなとほほえましくほこらしく見ていました。

 

FNS歌謡祭と言えば出演者が他の出演者の歌っているところを観ていて

テレビの前の私たちも一緒に音楽を楽しむという良さがあったと思うのですが

なかなか今の状況でその空間を作り出すことはできないわけで…

 

だからこそ披露する楽曲に合わせたロケーションで収録したり

(夜の空だけじゃなくていろんな時間帯の空がみれたなという印象)

良いコラボで楽しめたりするんだな……と。

 

五時間にわたる生放送、どこをとっても「この歌を届けるんだ!!」という

熱い思いを感じながらみていました。楽しかったね。

 

第二夜も楽しみです。

10周年のSexyZoneに思いを馳せて

あの日、大阪城ホールの物販で

三年日記を買ったとき

10周年はまだまだ先だな、なんて思っていた。

 

分厚い日記は私にあんまり向いていなくて

ちっとも真面目に書けていない。

 

ほとんどまっしろなその日記に

ちょっと呆れながら10周年のSexyZoneに思いを馳せた。

 

デビュー会見のニュースを、

薔薇を持ってSexyZoneを歌ったMステを、

私は覚えている。

 

当時からジャニーズがすきな母の影響で

ジャニーズタレントが出演するドラマやバラエティを見ていた。

(ジュニアまではわからなかったけどデビュー組の名前は言えた)

 

私にとってジャニーズは年上のおもしろくてかっこいいお兄さんだった。

 

だけど突然SexyZoneがデビューすると聞いて驚いた。

 

なぜならSexyZone最年少のマリウスは私と同学年だったから。

 

小学六年生、11歳。

 

私は誕生日を迎えていたので12歳だったけれど

ちいさくてかわいらしい同い年の子がデビューすることに驚いた。

 

まだ子供だった私でさえ印象的な体験だったのだから

こんな年端も行かないこどもたちのデビューを

世間はどう思ったのだろうと考える。

 

かわいそう、なのか。

がんばって、なのか。

 

あれから10年が経つ。

12歳だった私は22歳になった。

 

18歳の時にSexyZoneを改めてちゃんと知って好きになった。

あの頃こどもだった彼らと少し大人になった彼らが結びつくまで時間が掛かった。

 

すきになってから、あのときみたあどけない少年たちだと

記憶の奥底から思い起こされた瞬間がたまらない。

 

これからのSexyZoneに出会う人がまだまだたくさんいる。

それが嬉しいし、楽しみだ。

 

次の10年はきっと答え合わせの10年になるのだと思う。

なんとなく覚えている彼らの面影といまの彼らの姿。

 

きっと10年前とは彼らも違うし、私たちも違う。

私が生きてきた分だけ彼らも歩んできたのだろう。

 

好きになってから数年

うれしい出来事も楽しい思い出もあった。

落ち込んだ日に励まされたり、忙しすぎて心配したり

いろいろあったけど、いつも勇気と元気をもらっています。

 

私はこれからのより一層の活躍を期待しているし、応援したい。

どんな景色が待っているのか、どんな彼らを見られるのか。

とても楽しみだ。

 

10周年を迎えて、平均年齢25歳のSexyZone。

 

2021年11月16日デビュー10周年の今日は

感謝を伝え、集大成を称えるだけじゃなくて、

はじまりの期待に胸を膨らませる1日だ。

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