忘れられない「5」日間をありがとう

2022年最後の5日間は

私の人生で一番「激動」だった。

 

いつか来るかもしれないとうっすら覚悟していた未来は思うよりも突然に

だけど予想よりもあたたかで優しくて幸せな形で訪れた。

 

2022年12月31日のカウントダウンコンサートをもってSexyZoneからマリウスが卒業する。

 

今も頭の中はぐちゃぐちゃで、どうしようもなく寂しい気持ちと明るく前向きに送り出したい気持ちがぐるぐると波のように押し寄せて笑ったり泣いたり。ファンは黙って見守ることしかできないのに忙しいもんだと呆れてる。

 

それなのにつたなくても今の気持ちをはてなブログに書き残しておこうと思ったのは、この5日間SexyZoneの歌をいっぱい聴いてSexyZoneにもらった人生のハイライトに気づいたから。そしてSexyZoneも最後まで5人の姿を残そうとしてくれているから。

 

 

私とSexyZone

2018年の2月に発売された「XYZ=repainting」が初めてのSexyZoneである私は、このアルバムのおかげで大学受験を乗り越えたといって過言ではない。学校の自習室から最寄り駅までの寒空を歩く私のお守りは「ぎゅっと」で毎日毎日不安に押しつぶされそうになりながら口ずさんで大丈夫大丈夫と言い続けた。

大学に進学してレポートや課題に取り組むときはSexyZoneのインストプレイリストかLUCKY TAPESを聴いていた。「Blessed」を提供してくれたのがこのバンドの高橋海さんでアルバムの楽曲提供陣が発表されたときにサブスクをチェックしてそのままお気に入りになった。これ!といえる音楽の趣味がなかったからアルバムの楽曲提供やらじらーでメンバーが選曲した歌をチェックするのは楽しい。

社会人になってからは東京で一人暮らしを始めた。おもしろ街こと東京にワクワクして不思議と寂しくなかったけれど、できることが増えてきて、できるはずなのにうまくいかないことが出てきたときには焦りを感じた。だけど毎日のようにSexyZoneの誰かのお仕事を見る機会があって私も頑張らないとなと思えたし、ダメそうなときはSexyZoneの「泣きたいときの歌」プレイリストを流して泣くことを優先した。

ずっとSexyZoneに励まされて背中を押されてきた5年間だった。

 

人生は一度きり、だから

だから今日を境にマリウスが卒業して芸能界から引退して私の目の前に現れないのことが寂しい。これから何十年先もずっとずっと、5人で歌うSexyZoneを応援していたかった。でも5人の人生は私にとって都合のいいハッピーエンドの「物語」じゃないから。5人の人生はそれぞれ5人のためにある。それも一生で一回しかないんだ。

 

人生は一度きりだから自分らしく楽しまないと!と教えてくれたのは2017年の夏の聡マリのソワヨロ公演。私はもちろんセクシー紀元前で、サマパラは円盤とオタクたちの興奮爆発のブログで補完していました。聡マリは笑顔でハッピーで、苦しいこともつらいこともあったはずなのにステージの上でキラキラ輝いていた。サマパラに限っていうなら私は(中島担であるにもかかわらず)聡マリのソワヨロがいちばんすきです。それは二人がSexyZoneのなかにいるシンメトリーとしてパフォーマンスしていたから。離れていた期間を受け止めて、今を肯定するように歌い上げてくれていたからだと思う。

 

ザ・ハイライトは、東京ドーム・京セラドームと各地1回ずつ参戦していました。クリスマスに東京に戻ってきて、今回のザ・ハイライトはソワヨロに似ていると思っていたんです。今ステージに立てていることへの感謝を最大限伝えようとする。新しい一面、びっくりさせる仕掛けというよりは、定番のあの曲をあの衣装で歌おう、おめでとうだから久しぶりにこの歌で声を合わせてみませんか?といった感じ。私はセクベアの声をマリウスがあてていたことも全公演マリウスが見てくれていたことも知らなかったけれど、京セラドームでオレンジに染まった景色をスタンドから見て綺麗だなと思ったこと、マリウスにも見せたかったなと思った景色が届けられていたことが知れたのはほんとうに嬉しかった。オタクに任された「Congratulations」の風磨くんパートはマリウスに届いていたのかな。

 

人生が一度きりのようにSexyZoneにとってファーストドームも一度きり。それを、どうしても寂しく思ってしまうお知らせを知らないままただ楽しいままで参加させてくれたこと、それとは別に5人で立つ姿を見せてくれること、この二つを両立させたSexyZoneはすごい。昔から大人におねだりという名の交渉をすることは得意なグループだけれどこのためにSexyZoneと周りの大人たちがどれだけ議論と努力を重ねてタイミングをはかってきたのだろうかと思うと、それはまぎれもなく私たちへの愛だなと感じる。

 

ただありがとう

卒業しますと文面だけでお知らせすることもできたはずなのに、どう読んでもマリウスの言葉で声でこの2年間の経緯と卒業後の夢を語ってくれて、メンバーからのコメントもあって、公式インスタグラムの開設と5人旅と東京ドーム配信がお知らせされて、なんて愛にあふれた優しくて誠実な人たちなんだろうって。正直、誰か一人でも欠けてしまうタイミングでグループ自体の歩みを終えてしまうのかもしれないと思っていたし、5人のことをすきなままでいられない、歌も聴けないなんてことになるかもしれないと思っていたけれど、私は私がすきになったSexyZoneをすきなままで、これからもすきなままで応援できそうです。ほんとうにありがとう。

 

それでもどうしようもなく寂しくて、今5人でいるのがこんなに楽しそうで嬉しそうなのにどうしてと思うし、今からでも卒業撤回してくれ~~と思う。寂しくて悲しくてつらくて、私のすきな5人のSexyZoneが私の前に現れないという事実から逃げたかった。

 

けれどインスタには完全体だって最強だって信じた5人の姿があって、いつかの未来で彼らが天下をとるならまだまだ日本も捨てたもんじゃないって本気で思ってる5人がいて、最後にこの時間をもらえたことも当たり前じゃないんだぞって自分に言い聞かせている。今ちゃんと私に届いている言葉は多くの時間をかけて彼らが考え抜いた決意であり、たくさんの大人が彼らと私たちのために動いたから伝わっているのだと忘れちゃいけない。そりゃ思いは言葉にしないと伝わらないけど、ただ伝えるだけでは届かないから。どう言葉にするか、どう伝えるかの武器を持っている彼らは今よりもっとずっと大きくなるよ。

 

決断した彼らはどこか晴れやかで、私たちに伝えるまでにどれほど自分の思いを伝えあってきたんだろう、時間をかけて話し合ってきたんだろうと感じさせてくれた。そしてこの場所がすきなまま夢に向かって歩もうとするかっこよさとそれを受け止めて笑顔で送り出そうとする強さがやっぱりどうしようもなくすきだなと思う。

 

伝えてくれた思い、伝えたい思い

どこか吹っ切れたとは違うけれどめそめそはしていないSexyZoneのみんな。30日には久しぶりに全員の個人ブログの更新がありました。インスタではあんなにはしゃいでいたけれど、私たちより11年一緒にいたメンバーのほうが何倍も何倍も寂しくて何倍も何倍も誇らしいのだと知りました。そりゃそうなんだけどね。

 

マリウス

最後にマリDを更新して「大事なものを失う恐怖」があるけれど、それでも「これから道が違っても、うちらは一生、メンバーだから」というメンバーの言葉が浮かんでくるのだと教えてくれた。そしてセクラバとしてSexyZoneを応援する、とも。「これからも、この一回しかない人生というものをお互い楽しく生きようね!」あの頃から変わらずに伝えてくれていたメッセージは君の真ん中にずっとある信念なんだね。私も私の人生を精一杯楽しんで生きるよ。だからマリウス、どうか夢を叶えてください。「僕からみんなへの愛は永遠です」なんて言わないで。私たちからマリウスへの愛も永遠だよ。Auf Wiedersehen!

 

勝利くん

SexyZoneの「5」はいつだって勝利くんが守ってくれていた。右手をぱっと広げて5人の「5」。言葉で行動で示し続ける勝利くんの姿に救われました。だからドームで次は5人でと言わなかったことはほんの少し気がかりでした。でもそれは次がないからじゃなくて、あの時あの瞬間SexyZoneは5人であの場所に立っていたからでしょ?次が5人なんじゃなくて今が5人。我儘を一つと君は言ったけど、そんなの我儘じゃないよ。あんなに5人のSexyZoneがだいすきで自分以外の二組のシンメの姿を何よりも美しく思っている勝利くんはこれからもSexyZoneのセンターであり、君のいるグループをすきになれてよかったと心から思います。いつもSexyZoneを守ってくれてありがとう。

 

風磨くん

風磨くんはずっとマリウスを甘やかして甘やかされてくれ。SexyZoneという場所が不器用で優しくて嘘のつけないあなたにとって涙を見せてもいい場所になったこと、涙を認めてもいい場所になったことが嬉しいよ。来ちゃったね。「明日」。できれば来ないでほしかったね。私たちの寂しさに寄り添ってくれてありがとう。今日の星空もみんなで見なよ。5人で見なよ。私たちに報告なんていらないからさ。

 

健人くん

さっぱりとして軽やかで、健人くんはいつだって未来を見ているんだなって思う。私たちの天使を地球にかえす時が来てしまったね。かわいいかわいい宝物との大切な写真を共有してくれたことありがとう。マリウスは年下だけどいつもいつも対等に話して意見を交わしていたのが嬉しかった。私がマリウスと同学年だからこそ、6つ上の人が自分を大人として扱ってくれる嬉しさは計り知れないよ。あなたが「自分たちも夢を追いかける立場として新たな夢を見つけた人間の背中を後押ししないという選択肢はない」そう言い切ってくれたから、5人の決断を応援しようと思えたよ。

 

聡ちゃん

聡ちゃんは、枝分かれしても同じ一本の樹を見てSexyZoneみたいだと思ったことを教えてくれて、31日に改めてマリウスへの思いを綴ってくれました。私はシンメがいた経験もないし、シンメがいなくなってしまう喪失感もわからないけれど、マリウスが初めて出たカウコンでいつもより後ろに足を下げすぎてステージの隙間に落ちてしまったとき、隣にいつもいる聡ちゃんがいないから~~~!!!!!とマジで思っていました。(結果、マリウスは健康!の後だけど)だからね、年下なのに甘えたなとか弱音はいたなとかもらってばっかだなんて思わないでいてほしい。聡ちゃんにしか見せないマリウスの顔がありました。お互いを尊重できて支えあえて守り続ける聡マリはいつだってそして永遠に最高のシンメトリー。素敵な愛を私たちに見せてくれてありがとう。QRでもブログでも聡ちゃんに、「これからの5人を応援してください」って言われたらそうするしかないよ。言われなくたってそうするつもりだよ。私だってマリウスのことを、マリウスを守ろうとするSexyZoneのこと守らせてよ。

 

さいごに

書いているうちに少し整理ができました。軽やかにのびやかに巣立っていくマリウスと彼を笑顔で見送ろうとする健人くん、風磨くん、勝利くん、聡ちゃん。これからも私がすきになったSexyZoneは5人だし、これからも5人を応援させてね。ありがとう!!!!!

 

さあ、行こうか。カウントダウンコンサートへ!最高の思い出つくるよ!